ありえない上達法～脱力テニスインストラクターのブログ～ 最も効率よく身体を使い、怪我なく、楽に、限界を感じない上達レッスン。今までのテニスの常識にメスを入れる脱力テニスインストラクター榊原太郎の公式ブログです。奇跡の超省エネテニスを堪能してください。

こんにちは、太郎です！


僕は脱力の師匠から身体の使い方や身体の潜在能力の開拓の仕方などを教わっています。


その脱力の師匠からメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきますね。


まだ一般的に知られていない世界の話しなので、ほとんどドラゴンボールの世界みたいです(笑)


1dayキャンプ等で、自分の身体で不思議なことができた経験のある方は想像できるかもしれませんね。


全くハードなトレーニングをしていない44歳の僕が、日本ランキング二桁の若い選手と何セットもプレーできるのも脱力のおかげなんです。


＝＝＝　師匠より　＝＝＝


ブログをお読みの皆様へ

はじめまして、榊原太郎コーチの身体面での指導をさせていただいているSと申します。前回の記事は脱力の効能についてでしたが僕の方でどうしても外せない捕捉がありましたのでこの場を借りて説明させてください。

また、この捕捉につきましては全く理解の外と捉える方も多分にいらっしゃると思いますのでそういった方は読み飛ばしてください。

テニスは複合的な要素で構成され、榊原コーチの方で脱力のメリットをそれぞれにわけて説明されているかと思います。今回付け足させていただくのはショットにおける威力の部分です。威力を高めるもの。それは、重さです。重さとは流体の淀みない重さのことであり、浸透する断続的なエネルギーです。身体を脱力させて弛緩させると、個体から流体への変化が起きます。この流体をボールへぶち当てると津波のような力学が発生し、ボールを潰し続けながらコートへ飛んで行きます。

以前に観察した結果から申しますと、空中でホップしたり、着弾後に跳ねずに転がっていったり、まあ伸びるボールになったりと面白い挙動になりますが、特筆すべきは最高に気持ちがいいという事でしょうか。また、この気持ちよさは相手にも伝わるようで、勝敗抜きでお互い幸せになれるような感覚があります。

重さと書きましたが、ここで口を酸っぱくしてでも伝えたい事があります。

『重さは自身でそうとは感じない』

という事です。感覚は真逆で景色に溶けるようなふわっとした感じであり、重さが生み出す衝突感はありません。が、ガットがボールの背中まで潰す感覚があるのでまさにナニコレ状態になります。

脱力テニスに取り組まれている方々におかれましては、脱力とはこんな感覚であると思し召して頂きその練習の一助となりますようお祈り申し上げます。

最後に一言。脱力テニスはロマンだと思います。特に筋力で劣る方々（特に女性）には残された最後の方法であり、もう一度夢を見たいと願う人へのプレゼントと成り得ます。


＝＝＝　ここまで　＝＝＝


今日は強風に注意してくださいね。