2010年09月23日
ボレー練習で意識すべきポイント4
ボレー基本姿勢のポイントの3つ目は、
『軽く顎を引く』です。
『背骨を地面と垂直に立てる』
『膝・股関節をゆるめる』
の二つができたら、自然にできている人も
いるかもしれません。
背筋や腹筋の力を抜くと、日本人の骨格の性質上
背骨が曲がり、顔が前に出て、顎が上がり易いです。
ですが、顎が上がってしまうと、せっかく身体の
中心から流れてきたパワーがラケットに伝わる前に
あちらこちらから漏れてしまいます。
その結果ボールに伝わるパワーが少なくなります。
パワー不足を身体が感じているので、ついつい
腕に力を入れて、ラケットを大振りしたり、
無理に踏み込むことでパワー不足を補おうと
してタイミングを逸してしまいます。
はじめの2つのポイントにプラスして、
軽く顎を引くことで、より確実に姿勢を保ち、
ボールにパワーを伝えましょう。
正確に言うと顎を引くというよりは、
後頭部を上方へ引かれるという方が良いかも
しれません。
誰にでも分かり易くする為に軽く顎を引くと
表現しています。
とにかく首に力を入れずに、軽く顎を引いて
背骨の上に頭蓋骨が乗る状態をつくります。
これで、身体の中心からくる力を逃さずに
全部ラケットへ流すことができれば、驚くほど
楽にボールにパワーが伝わる経験ができます。
こちらのモーリーさんのボレー動画を見てください。
http://tennis-biz.com/products/volley/post_13/
afterの映像で、しっかりと軽く顎が引かれている
インパクトを見ることができます。
before映像と比べて、身体のブレが無くなり、
より安定してボールにパワーを伝えることが
できるようになりました。
これらの基本姿勢のポイントは、実はボレーのみ
では無くて、全てのショットに応用することができます。
是非、しっかりと基本姿勢をマスターしてください。
今までよりも良くボールが見えるようになり、
余裕を持ってタイミングを合わせられるように
なると思います。
全ての動きで、脱力が基本になることを
忘れずに練習してください。
脱力テニスの基本はSDS(姿勢・脱力・視線)です。
身体の使い方、練習方法、SDSを身に付ける方法は
こちらのDVDを参考にしてください。
http://tennis.shop-pro.jp/?mode=f10