2010年09月30日
東レ見てきました!
火曜日が雨だったためにレッスンが中止になり、
午前中から東レを見に有明の会場に行きました。
この日は第4試合にこの日40歳になる伊達選手
vsモデルのようなハンチュコヴァ選手の試合がありました。
1stセットでは、ハンチュコヴァ選手がトップ10選手の
ような素晴らしいプレーで伊達選手にテニスをさせない
素晴らしい展開にもっていきました。
ところがセカンドセットのファーストゲーム。
全く気の抜けたプレーでハンチュコヴァ選手は、
自分のサービスを落としました。
その後、伊達選手は遅いスライスやフラット系のストレートショット、
セカンドサービスを攻撃するの作戦に出ました。
すると、少しタイミングが狂ったハンチュコヴァ選手は、
ストロークの自信がなくなり、無理なウイナーを狙い始め、
ミスを連発しました。
ファーストサービスが入らない、セカンドサービスは
ガンガン叩かれるので、ダブルフォルトも出てしまう。
ハンチュコヴァ選手にとっては最悪の展開です。
面白いもので、あれだけ最初のうちは姿勢が良かった
ハンチュコヴァ選手の背中が段々丸まって猫背になって
きました。
当然調子の良い時の姿勢と違うので、腕や肩に力が入り、
サービスの確率もストロークのパワーと安定性もかなり
ガタ落ちになりました。
時々深呼吸して姿勢を元に戻すのですが、より良い
ショットを打とうとして力み、姿勢が崩れていました。
リラックスして打てていた時が凄かっただけに、
非常にもったいない気がしました。
ペースを変えられたのに、今までと同じように
打ち込もうとしてリズムが狂っているのに、
最後までそれを修正できずに終わってしまいました。
もっとスピンボールで深く左右につないだり、
バックに高く弾むボールを送ったりして、浅く
返ってきたらコースに打ち込む作戦を使えば、
もっと濃い内容にできたと思いました。
あと、1stサービスもエースを狙い続けないで、
身体の正面にスピンサービスを入れたりして、
1stサーブから緩急をつければよかったのに・・・?
伊達選手もけっして調子が良かった訳ではないので、
まだまだチャンスはあったのにと感じたのは、
僕だけではなかったと思います。
ミスする→焦る→良いショット1発に頼る→無理が
あるのでミスが出る→焦る
という負けへのサイクルが見事にできていました。
そこまでハメた伊達選手を褒めるべきでしょうか。
どんなに状況が苦しくても、その状況自体には
プラスもマイナスもありません。事実のみです。
その状況にどういう意味づけをするかは、全て
あなた次第です。
ですからもしハンチュコヴァ選手が、一度冷静になって
この状況を理想の状況に帰るにはどうしたら良いか?
と、本当に自問できたら、結果は変わっていたと
個人的には僕はそう思います。
それにしても40歳で、前日あんなにタフな試合をして
これだけできる、しかも後輩育成の為にダブルスまで
出場する伊達さんに心から拍手を贈りたいと思います。
次回は、シード選手とそうでない選手との違い
について見て感じたことをお話ししますね。
明らかに練習に対する意識の違いがあると感じました。
生徒さんのフォアハンドストローク改造レッスン
ビフォー&アフターが見たい方はこちらからどうぞ。
http://www.tennis-biz.com/
コメント
この記事へのコメントはありません。