2010年10月28日
ボレーで自然にタメがつくれるようになるには
先日、4人の生徒さんに奇跡のボレーレッスンをしました(笑)
はじめは球出しのボールを決ったコースに出し、それを
打っていただいたのですが、あっちへ飛んだりこっちへ
飛んだりと、まるで安定感がなかったんです。
それもそのはず。
ボールにつられて身体が動いてしまっているので、
ボールの速さに対する微調整が全然できていませんでした。
そこで、「足を完璧に止めたまま、決して動かないで
ボレーしてください。」と、言いました。
また同じように球出しをして打ってもらったのですが、
1人はほとんど止まって打てたのですが、残りの3人は、
止まって打つと決っているのに、ボールが来ると体が前に
出てしまい、足が動いてしまいます。
完全にボールにつられているんですね。
足を動かすたびに僕に、
「絶対に足を動かさないで、その場で打ってくださーい!」
「あっ、ほらっ、また足が動いたー!」
とやかましく(笑)言われ続けていたら、多少ボールを待って
呼び込んで打てるようになってきました。
次に生徒さん同士でボレーvsボレーの練習をしました。
2名は足を動かさないで打てるようになり、だいぶ落ち着いて
ボールが見えるようになり、ボールを待つタイミングも
分かって来て、自然とショットも安定してきました。
ところが残り2名はまだ足を動かしているので、
「よ~し、必殺技を出すしかないな!」と思い、
僕は、動いてしまう生徒さんの背後にそっと回り込みました。
そして背後から忍び寄り(笑)後ろから羽交い絞めにしました。
これで動こうにも動けなくなりましたv(^^)v
それでもボールが飛んで来ると条件反射で体が前へ飛び出そう
という力が働いていましたが、
がっちりと僕に捕まえられているので動けません。
そのうちボールをその場で待って打つ感覚が芽生えてきて、
段々とボールを待って打てるようになりました。
その後、もう1名も羽交い絞めにされ、自分でボールを
コントロールできるボレーの感覚をつかんで行きました。
するとボレーvsボレーが長く続けられるようになりました。
足を止めて打つことで、自然にボレーをする前の『タメ』
ができるようになります。
タメがあるので、自分でタイミングを合わせることが
できるんですね。
ボレーの苦手な方は、誰かに後ろからに羽交い絞めにされた
と思って、全く足を動かさずに練習してみてはいかがでしょうか。
ボールを待ってタメを入れる感覚が身に付いたら、その後は、
ちゃんと足を動かして練習してくださいね。
これは良い感覚を身に付ける練習ですので、感覚が分かったら、
しっかりとステップを踏んでフットワークと連動させてください。
フットワークを身に付けるには、テニスビズの無料動画の
ボレーレッスンを参考にしてくださいね。