2010年12月24日
イメージする力を鍛えていますか?
おはようございます、太郎です。
人間は、自分がどういう人間なのかを過去の自分のイメージから、
「だいたいこんなのが自分だろうな」と判断しています。
いわゆるセルフイメージって言われるものですね。
テニスも過去の自分のプレーから「自分はこの程度のプレーヤーだ」と
判断しています。
それはしょうがない事なのですが、あまりにそこに固執し過ぎると、
実際にはあなたはどんどん進化して生まれ変わっているのに、
新しいより良い自分を受け入れるのが遅くなってしまいます。
例えばボレーが上手くいってないAさんにこう言いました。
「Aさんは踏み込み過ぎていてタイミングがあっていません。ですから、
足を全く踏み込まずにしばらくボレーしてみてください。」
Aさんはボレーを踏み込まずに練習しました。
(初めはどうしても踏み込んでいましたが、段々と踏み込まずに
ボールを待てるようになってきました)
すると、1分もしないうちにとても上手にボレーをし始めました。
ボレー対ストロークで、安定してラリーが続くようになりました。
本人も多少上手くいったのは感じている様子ですが、もちろんミスも
してしまうことがあるせいか、
「う~ん、今のでいいのかな~?」
とか言っています。
そこで、ミスが出ている自分にフォーカスするのではなく、
新しいことが少し体験できてきている自分にフォーカスし、
その先にある上手くボレーしている自分をイメージできれば、
上達は確実に早くなります。
過去に何度も挑戦して上手くいかなかった自分をイメージし続けることは、
悪いイメージトレーニングをしているようなものです。
過去の失敗をイメージするのではなく、これから先に上手く出来ている自分
を意識的にイメージしましょう!
大事な場面で、過去にダブルフォルトをした経験が有る人は分かると
思いますが、大事な場面が来ると、「またやるかも!」という嫌な予感
が働いたりしますよね。
その時は一瞬、間を空けて、良いサービスが入っているイメージを持ち、
その後に自分がやるべき事に集中し、ボールを良く見てやり切ることが
大切です。
今後、置きに行くビビったセカンドサービスを身に付けたい訳じゃない
ですよね。
上手くいくイメージは電車の中でもベッドの中でも作ることができます。
常に良いイメージを作り出すイメージトレーニングは、テニス以外でも
充分に練習することができますので、今すぐ、1分でも30秒でもいいので、
挑戦してみてはいかがでしょうか。
イメージの中ではあなたがフェデラーになっても、ナダルに勝っても
誰にも文句は言われないですから(笑)
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