2009年12月11日
フェデラーのコメントで…
SDSコントロール上達法の最初のS(姿勢)
と、D(脱力)について前回まで見てきました。
今回は、最後のS(視線)についてです。
数年前、フェデラーがコメントで、
こんなことを言っていました。
「トッププロももっとボールを良く
見た方が良いと思う。」
トッププロにとってもボールを見る
と言う事は大事なんだ!
と、思ったので、
この事を覚えていました。
う~ん、自分に当てはめると・・・?
話は変わりますが、以前私は、
とても奇妙な経験をしました。
もう20年以上も昔のことですが、
当時、高校生だった私は埼玉県の地区大会の
予選大会ですら1回も勝てませんでした。
それが、大会前日に『インナーテニス』
という本を読みました。
すると翌日、何とそのままずっと勝ち上がり、
埼玉県でベスト8に入ってしまいました。
地区大会の予選を一度も勝てない奴が、
県の本戦でベスト8に!!!
何をやったかと言うと・・・
ひたすら視線をコントロールし続けました。
ポイント間は、ガットを見続け、
プレー中はボールを見続けました。
すると不思議な事に、身体が勝手に
ボールを打ち返すような感覚でした。
勝って試合が終わり握手をする時も、
ただ「終わった」と思うだけで、
相手をやっつけたというエゴの解消は
ひとつもない感じでした。
視線をコントロールするという事は、
ただ単に、ボールを良く見るという意味
だけではなく、
精神的に安定し、集中力をキープするという点でも
とても重要なポイントであることは、
多くのメンタルタフネス本に書いてあります。
ポイント間では、視線をあまりキョロキョロ
させずに、一点に集中させます。
プレーが始まったら、出来る限り
ボールに視線を集中します。
では、ボールを良く見る為には、
何に注意したら良いでしょうか?
バランス良く安定したショットを打つ為には、
次の4つのポイントに気を付けてみてください。
1、相手が打つ時にしっかりと見る
2、ボールがバウンドする前にテークバックを
完了してしっかりと見る
(ボールが手元に来てからテークバックすると
それだけで目線がぶれ易い)
3、バウンド後のボールをしっかりと見る
4、インパクト後に一瞬、打点に顔を残す
この4つのポイントで、実際に
きちんとボールが見れているかどうか、
チェックしてみてはいかがでしょうか?
以上、SDSの簡単な紹介をしてきました。
この姿勢・脱力・視線をコントロールして、
あなたのテニスが怪我無く、飛躍的に上達して
いただければ幸いです。
動画で見たい方は、【Tennis-Biz】の
サイトから是非、見てくださいね。
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