2009年12月12日
ミス激減テークバック
レッスンの中で、生徒さんどうしがストレートの半面を
使って、ストロークのラリー練習をしている時です。
●●さんの後ろで見ていたら、相手の球が深かったり、
少し速かったりすると、必ず●●さんは振り遅れていました。
「●●さん、テークバックを早くしましょう。」
私がこう言うと、
●●さん「早くラケットを引くと腕が力んで固まっちゃうんです。」
私「腕だけで後ろに引くから、固まっちゃうんですよ。
腕はあまり引かずに、股関節からターンしてください。」
●●さんは、しばらく股関節ターンに挑戦しました。
●●さん「あっ、何となく分かってきました。」
私「そうそう、いいですね~!
打つ前に少し余裕が出てきた感じに見えますよ。」
●●さん「ハイ、やってても、さっきよりも余裕があります。」
これは私のレッスンで、ほぼ毎日目にする光景なんです。
ここで、何となく感じが分かった●●さんも、
しばらくすると、またテークバックのタイミングが
元通りに戻ってしまうことが多いのです。
ましてや週一回のレッスンでは、次回来た時には、
完全に元に戻ってしまうケースが多いです。
なぜかというと、知らず知らずにテークバックのタイミングを
ついつい目に写るボールのバウンドに合わせてしまうからなんです。
遅いボールならそれでも間に合うのですが、
深いボール、速いボールでは、完全に振り遅れてしまいます。
そこで、早いテークバックが癖になるまで、
意識して次の練習をすることをお薦めします。
相手がボールを打った直後にフォアかバックかを判断し、
素早く「1」で股関節ターンのテークバックをします。
それから足を動かし、ボールに微調整します。
その後、「2」でインパクトします。
これを癖になるまで意識し続けてください。
ストロークラリーをしていて、
どうも上手く打てないなぁと感じたら、
すぐにこれを思い出して実行してください。
特にミニラリーで練習すると
感覚がつかみ易いと思います。
頑張らずに頑張ってくださいね。
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