2009年12月06日
77歳でも一瞬で上達
「今日来て良かった!」
私のレッスンに来てくれた、
ある77歳の婦人の言葉でした。
このセリフを聞けて、
すごく嬉しかった。
レッスンの中で、
サービス練習を行った。
その時のテーマは、
『とにかくグリップを緩める』こと。
2本の指先でグリップをつまみ、
少しゆすってラケットを下でプランプランさせる。
その感覚のまま、
普段のサービスのグリップに直し、
プランプラン感覚のまま
サーブのモーションでラケットを振る。
そのラケットの通過点(打点)に、
たまたまボールがあり(トスアップ)、
ラケット面にボールがぶつかって飛んでいく。
そんな感じで、
極力筋肉を使わずにラケットの重みだけで、
サービスを打ってもらった。
「こんなに軽く打っても
結構ボールが入るわね~。」
と、77歳の上品な婦人が驚いていた。
確率、コントロール、スピード。
どうみても77歳にして
サービスのレベルが一瞬にして上がっていた!
この方は、テニス歴50年以上。
つまり、50年以上、力んだまま
サービスを打ち続けて来たということ?
もちろん、速いサービスを打てる男性も
このプランプランサービスに挑戦。
バウンド後のボールの伸びが、
全く変わってしまった。
その男性のサーブは、今まで2バウンドで
後ろのフェンスに当っていた。
それが1バウンドで後ろのフェンスまで、
しかもあまり減速せずに届くことも。
「なんだこれ?すげー!」
と、喜んでもらえる瞬間が、
コーチとしての私の一番うれしい時なんです。
年齢性別に関係なく、力を抜く事で、
さらにパフォーマンスが上がります。
これは、どのショットにも当てはまる。
ただ、ほんの少しのやってみる勇気と、
初め上手くいかない間の忍耐が必要。
伸びる生徒さんの共通点は、
やってみるチャレンジ精神と、
それを使って、どうやったら上手くいくのか
忍耐しながら考える力が長けている点。
77歳にして、素直に、
若造コーチの言う事を試してみる。
この柔軟性が、このご婦人の
上達の秘訣なのかもしれない。
メンタルの柔軟性を手に入れ日本のトップ選手
になった本村浩二選手との2ショット。
≪4んばスパースポ≫
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