2011年03月09日
◆力が抜けない時は・・・◆
◆力が抜けない時は・・・◆
おはようございます、太郎です!
先日レッスンしていた時、ある女性がバックハンドに
悩んでしました。
「コーチ、私何年やっても全然バックハンドが打てないんです。」
そこで、その方のバックハンドを見ていたら、テークバックが遅かったり
前に突っ込んでしまっていたり、技術的には様々な欠点がありました。
でも何よりもこう思いました。
(ボールに負けまいとして必死に打とうとしてるなぁ)
おそらく、力を入れにくいバックサイドなので、うんと力を入れないと
ボールが飛ばないと思っているんだろうなと思いました。
そこで、こうアドバイスしました。
「○○さん、一回両肩を下げてグリップの位置も下げて、肩と腕の
力を抜きましょう。そして身体を捻って、戻してラケット面を軽く
ボールに当てるだけで打ちましょう。」
「打ったボールはネットを越え無くても全然かまいません。とにかく
手首も力を抜いて、身体の捻り戻しだけで軽くラケット面をボールへ
当ててみましょう。」
するとその女性がバックハンドで打ったボールは、きれいにベースライン
まで飛んで行きました。
力を抜くことで、力が伝わったんですね。
僕も以前はそう思っていたんですが、筋肉を鍛えて強くボールを打てば、
早くて強烈なボールが打てる。
ところがある時、そうではないという真実に気が付きました。
力を抜くことで、身体の中心から生まれた大きなパワーを
上手く末端のラケットまで伝えることができるんですね。
しかも、その場合は力んでいないので、身体の中心軸がブレにくい。
つまり、安定して再現性のあるフォームで打てるということです。
頑張って筋肉を収縮させる力で打っていないので、筋肉に疲労物質
が溜まりにくく、スタミナが長持ちするし、何よりも怪我や故障を
しにくくなります。
今、このブログを読みながら腕や肩の力を抜いてみてください。
息を吸って、ゆっくりと吐きながら力を抜いて行くといいです。
これを繰り返すだけでも、実はテニスが上達するための良い練習に
なっているんですね。
今日、休憩する度に呼吸を使って肩と腕の力を抜いてみては
いかがでしょうか?
力を抜くためには色々な方法があります。それをテニスに生かす
方法も様々あります。部屋でできるエクササイズもあります。
ご自分のテニスに革命を起こしてください!坂を転がるように
上達してしまうのを止められなくなってもしりませんよ(笑)
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